米プロフットボール(NFL)史上最高のQBと評され、2月1日に現役引退を表明したトム・ブレイディ(44)が13日、バッカニアーズで現役復帰すると明らかにした。

発表から2カ月もたたずに現役引退を撤回。それは、妻でモデルのジゼル・ブンチェン(41)の賛成があったからと米ピープル誌が報じた。

関係者によると、ブンチェンは数年前から夫の引退を望んでいたが、最終的には家族の決断で復帰を決めたという。妻は夫の最大のチアリーダーで、「彼女が賛成しない限り復帰はなかった」と明かしている。

妻は夫が引退で満足することを望んでいたが、プレーを続けたいと強く感じた。その支援をしていると別の関係者もコメントしている。

2006年から交際を始めた2人は、09年に結婚し、3人の子供をもうけた。引退発表時にはブンチェンは自身のSNSで夫の長いキャリアをねぎらっていた。けがや痛みについて不平不満を言ったことがないなどとし、「彼は私が出会った中で最も献身的で集中力があり、精神的にタフな人。これから将来どうなるのか、私もあなたと同じようにわくわくしている」。

引退後の新生活について抱負を述べていたが、来季も史上最多7度のスーパーボウルを制覇した夫の再挑戦を近くで支えることになりそうだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子)