北京五輪(オリンピック)5位入賞の樋口新葉(21=明大/ノエビア)が、4年前の2位超えを誓った。

前日21日に続いて本番会場での公式練習に参加。23日のショートプログラム(SP)に向けて調整し「ショートもフリーも完璧な演技で、回転不足とか、そういう細かいミスもないような演技で(今季を)締めくくりたい。前回出た時(18年)に2位だった。それ以上を狙えるような結果で終わりたいなと思います」と初めての頂点も意識した。

同じく北京五輪代表の河辺愛菜(17=木下アカデミー)は、五輪を経験したことが好影響をもたらしそうだ。

「オリンピックがなかったら、今ここで滑っている時にもすごく遠慮しちゃうと思う。あの試合で、あの場に惑わされて失敗してしまった。ここではちゃんと自分自身に集中して、試合の大きさとか関係なくちゃんとやる。練習でもあまり緊張してないので、あの試合に出られたのは、自分にとって大きいと思います」

23日のSPから始まる競技に、過去の経験を生かす。(モンペリエ=松本航)