ラグビーで日本代表候補とのチャリティーマッチ(11日、東京・秩父宮ラグビー場)に向けて結成された「トンガ・サムライフィフティーン」に大学生で唯一選出されたフッカー、シオネ・マウ(20=大体大)が母国の両親へ雄姿を披露する。7日、合宿を行っている高知からオンラインで取材対応。大阪で生活しているマウは「高いレベルの選手とやるのも初めて。自分のアカンところを勉強して頑張っていきたい」と関西弁で初々しく意気込んだ。

1月にトンガ北部の海底火山で起きた大規模噴火の影響による被災者の救援と、被災地域の復興支援を目的に行われる一戦。自身も大規模噴火発生時は約1カ月、トンガの両親と連絡がとれなかったという。

トンガで育ったマウには高知中央高から留学の誘いがあり「(日本で)ラグビーを続けた方がいい」と背中を押してくれたのが両親だった。一方で今回、19年W杯日本代表プロップ中島イシレリ(32=コベルコ神戸スティーラーズ)、SOレメキ・ロマノラバ(33=NECグリーンロケッツ東葛)らが名を連ねるチームからの招集を報告した際には「まだそこのレベルまでいっていないんじゃない?」「ケガをしたらどうするの」と心配されたという。

チャリティーマッチはトンガでもテレビ中継される予定。普段は関西大学Bリーグ(2部)が主戦場のため、家族や友人に雄姿を披露する貴重な機会となる。

「小さい時から親とかと一緒に、スーパーラグビーやW杯の試合を見ていた。親がラグビー好き。こうやって僕がテレビに出たら、多分、親は結構うれしいと思う。自分に自信を持って、頑張っていこうと思っています。テレビで見てくれるので、うれしいです」

母国にルーツを持つ偉大な先輩たちに負けじと、その思いをプレーに込める。【松本航】

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