B組の日本(世界ランキング38位)は、東京オリンピック銅メダルのオーストラリア(同3位)に大敗を喫した。

立ち上がりにリズムよく運んだシーンもあった日本だが、次第にオーストラリアが地力を発揮。高さと高精度のシュートを武器に、日本はどんどんリードを広げられ、前半を17-45で折り返した。後半に入り、点差はさらに広げられたが、終盤に富永啓生(21=ネブラスカ大)らの外角シュートで得点を重ねたシーンもあった。

日本代表のトム・ホーバス監督は「練習だとすごくいいのに、不思議と試合になると良くない。みんながレベルアップして自信を付けないといけない。本当に残念」と首をひねった。

昨夏の東京五輪で3人制に出場した富永は、この試合が5人制での代表デビュー。チーム最多18得点と存在感を示した。

これで通算1勝4敗となった日本は、3日に同地で台湾(同69位)と対戦する。オーストラリアは5連勝。

来年に本戦が行われるW杯は日本、フィリピン、インドネシアの3カ国共催で、日本は開催国枠での出場が決まっている。選手にとって予選試合は、ホーバス監督へのアピールの場となる。