東京五輪代表の寺内健、坂井丞組(ミキハウス)が392・64で優勝し、7連覇(同種目が実施されなかった20年大会を挟む)。途中3位に後退したものの、終盤に巻き返して貫禄を示した。寺内は「結果自体には安心したけど、これでは戦えない」。浮かれた素振りはなかった。

7日に42歳となる寺内は、24年パリ五輪に出場すれば日本人として夏季五輪単独最多7度目となる。「年齢を重ねている中で、2年後頑張りますとは言えない」としつつも、「頑張った積み重ねが結果を生む。まずは目の前のことを踏みしめながら進んでいきたい」。

来年に福岡で行われる世界選手権を当面の目標にしながら、レジェンドは1歩ずつ前に進んでいく構えだ。