女子テニスの元世界ランキング1位で、4大大会で23度優勝のセリーナ・ウィリアムズ(40=米国)が、近く現役を退く意向を示した。9日、AP通信など複数のメディアが報じた。

雑誌「ヴォーグ」のエッセーで「今月で41歳になるし、何かをもたらす」と意味深長な言葉を記したうえで、「引退という言葉は好きではなく、テニスから離れ、ほかの何かに進んでいく。そういう考えが好きだし、私に取っては重要だ」などとつづった。

パワーあふれるスタイルで、テニス界に一時代を築いた絶対的な女王。テニスによる生涯獲得賞金は約8630万ドル(約115億円)あり、世界の女子プロスポーツ選手としては史上1位に輝いている。

セリーナには4歳になる1人娘がいるが新たな子どもを望んでおり、ビジネスにも興味があるという。今月29日に開幕する全米オープン後に、引退を表明するものとみられる。