男子は駒大の上田翔貴(4年)高橋太(4年)組、女子は産能大の伊藤桜(3年)野口彩陽(3年)組がそれぞれ初優勝した。大学として駒大は初優勝、産能大は3年連続8度目の優勝となった。

男子の駒大はノーシードから勝ち上がり、決勝で第2シードの神戸学院大の出口司透(4年)溝端拓真(2年)組を2-0で破った。スコアは21-18、21-19。上田は「攻めの姿勢を忘れないことを一番に考えた。粘り強く最後までいけた」と胸を張った。高橋は「苦しい時もあったが、ペアの翔貴と応援のおかげで乗り越えられた」と優勝の喜びをかみしめた。

女子第1シードの産能大は、決勝で第3シードの明海大の衣笠乃愛(3年)菊地真結(3年)組を2-0で退けた。最後に粘られたものの、21-11、21-19で完勝。伊藤は「1、2年生の時と違って、自分で変なプレッシャーを作って苦しかった」と振り返った。それでも「勝ちたいというより、負けたくないという気持ち」で戦い抜いた。野口は「最後に自分の弱いところが出たので、胸を張って”優勝”と言えない」と喜ぶ前に反省した。そして「来年こそ胸を張りたい」とさらなる成長を誓った。

両ペアは大学チャンピオンとして、12日から神奈川・藤沢市で開催の全日本選手権「第36回ビーチバレージャパン」に出場する。上田は「トップの選手たちと戦って、これまでやってきたことを発揮したい」と目を輝かせた。

<男子>

◆準決勝

駒大(上田・高橋)2-0神戸学院大(斉藤・篠原)

神戸学院大(出口・溝端)2-0国士舘大(今井・坂東)

◆3位決定戦

国士舘大(今井・坂東)2-1神戸学院大(斉藤・篠原)

◆決勝

駒大(上田・高橋)2-0神戸学院大(出口・溝端)

<女子>

◆準決勝

産能大(伊藤・野口)2-0日体大(川崎・福田)

明海大(衣笠・菊地)2-0神戸学院大(金元・高見)

◆3位決定戦

日体大(川崎・福田)2-0神戸学院大(金元・高見)

◆決勝

産能大(伊藤・野口)2-0明海大(衣笠・菊地)