ショートプログラム(SP)首位で中学2年生の島田麻央(13=木下アカデミー)が、ジュニアGPシリーズ初出場初優勝を飾った。

最終滑走で迎えたフリーは141・16点を記録し、合計212・65点。189・37点で2位のクォン・ミンソル(13=韓国)に23・28点差をつけた。

冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は1・37点の加点で成功。続く4回転トーループは転倒となったが、残りのジャンプをまとめきった。3つのスピンは全て最高のレベル4とし、得点が発表されると笑顔を見せた。

今季ジュニア1年目の島田だが、ノービスA(6月30日時点で11~12歳)だった昨季に1つ上のカテゴリーとなる全日本ジュニア選手権で初優勝。ノービス年代のジュニア日本一は94年の荒川静香さん以来、27年ぶりの快挙だった。

ジュニアGPシリーズの2戦目は第5戦ポーランド大会(9月28日~10月1日)にエントリー。シリーズ2戦上位6人が進むジュニアGPファイナル(12月8~11日、イタリア・トリノ)へ、大きく前進した。

SP8位の櫛田育良(14=木下アカデミー)は合計177・02点で3位に食い込んだ。

日本勢は第1戦フランス大会で男子は中村俊介、女子は吉田陽菜(ともに木下アカデミー)が優勝。今大会の男子も吉岡希(法大)が頂点に立っており、2大会連続の男女アベック優勝となった。