東北カップ決勝は、秋田ノーザンハピネッツがサンロッカーズ渋谷とのB1対決に95-75で勝利。第1回大会以来10年ぶりとなる秋田開催で、見事3大会連続7回目の優勝を果たした。この日は新外国籍選手のスタントン・キッド(30)が両軍最多の29得点をマーク。キッドはまだ合流して間もないが、「秋田はすごく一生懸命プレーするチーム。自分の生き方とフィットしていると思います」とチームとのケミストリー(相性)に好感触を得ている。そのほかケレム・カンター(27)、ジョシュア・クロフォード(34)、長谷川暢(25)らも2桁得点をマークするなど、昨季から残留した10人の選手たちと新外国籍選手との融合が勝利につながった。

昨季、クラブ初のチャンピオンシップ(CS)出場を果たした秋田が、新たな船出の時を迎える。今後は10月1、2日にアウェーでレバンガ北海道との開幕節、10月22、23日にはCS準々決勝で敗れた相手、琉球ゴールデンキングスをCNAアリーナ☆あきたで迎え撃つ。2年連続のCS出場、そして日本一へ。1戦1戦深みを増す秋田のケミストリーに注目だ。【濱本神威】