昨季最下位の関学大が、同2位の近大からリーグ戦では2年ぶりとなる今季初勝利を挙げた。

前半にフッカー山田哲平(4年=東海大大阪仰星)が先制トライ。一時は同点に追いつかれても、1年生FB武藤航生(関学高)のトライで勝ち越し。前半を12-7とリードして折り返した。

後半は互いに譲らない時間が続く。関学大はFB武藤がこの日2本目のトライで突き放しにかかる。

近大は反撃するも、ミスで流れを失った。後半34分にはゴール前まで攻め込みながら、こぼれたボールを関学大の1年生WTB中俊一朗(東海大大阪仰星)に拾われ、独走トライを許した。関学大は先発した1年生2人が計3トライで勝利に貢献。武藤はこの試合の優秀選手に選ばれた。

関学大は昨季0勝7敗で8位。今季開幕戦(18日)も19-69で京産大に敗れており、リーグ戦で20年11月以来の勝利となった。

昨季、天理大、同志社大を破り6勝1敗の2位に躍進した近大は、今季2戦目で早くも初黒星。