NBA4年目を迎えたウィザーズの八村塁(24)が日本開催のオープン戦第2戦に出場。先発で26分21秒プレーして11得点、10リバウンドを記録し、2項目で2桁となる“ダブルダブル”の活躍だった。

2試合を通じて「たくさんのファンの前でプレーできて、僕にとってもチームにとっても貴重な体験だった」。充実した表情で話した。

相手から厳しいマークを受けながらも、次々とタフショットを決めて得点を重ねた。第2クオーター途中にはドリブルで敵陣に持ち込むと、最後はファウルを物ともせず空中で体勢を立て直して同点レイアップ。直後のフリースローも決めていったんは試合をひっくり返した。

2日前の初戦では9リバウンド、そしてこの日は10リバウンドと高さでもアピール。「積極的にリバウンドを取り、ボールをプッシュできている。自分でも良かったと思う」と手応えを口にした。

待望の凱旋(がいせん)開催。コート外でもチームを引っ張った。初戦のあとにはチームメートを鉄板焼き料理店にエスコート。「すごく雰囲気もよく、いい時間を過ごせた」。コース料理で提供されたすき焼きについて、同僚ポルジンギスがしゃぶしゃぶと口にしていたことを伝え聞くと、「勘違いしているので、ちゃんと教えておきます」と笑った。

来年に沖縄で共催されるW杯出場への意欲について問われると、「いまはシーズンに集中。シーズンが終わってから」と述べるにとどめた。

ウィザーズは10日と14日にもオープン戦を行い、19日に敵地インディアナでのペーサーズ戦で今季開幕を迎える。