B1新潟(中地区)は8、9日に滋賀(西地区)とアウェーのウカルちゃんアリーナで対戦する。PG渋田怜音主将(24)は昨季所属した古巣との対決になる。滋賀のギル監督とはB3、B2時代の佐賀でも監督-選手の関係だった。

「より、気持ちが入る」と渋田は意欲をあらわにする。ギル監督には佐賀の特別指定選手だった19-20年から昨季まで3季連続で指導を受けてB3、B2、B1と全カテゴリーを経験し「僕の選手人生を変えてくれた」。学生時代は全国での実績がほぼなかったがプロ仕様に育ててもらっただけに「感謝を持ってプレーしたい」と言う。

新潟は島根との開幕カードで1勝1敗。開幕直前に契約解除となった新外国籍選手に代わり、秋田からCジョシュア・クロフォード(34)を獲得し、ようやく外国籍選手が3人そろう。「1試合を通してやりたいことを徹底する」と渋田。司令塔としてチームを統率し、勝利に導くことで“恩返し”をする。【斎藤慎一郎】