第1戦スケートアメリカで銀メダルの三浦佳生(17=オリエンタルバイオ/目黒日大高)が94・06点で2週連続の首位発進を果たした。

2位は昨季の世界選手権王者、宇野昌磨(24=トヨタ自動車)が89・98点で続いた。

試合後、SP上位3選手が参加した記者会見の主な一問一答は以下の通り。

-今日の演技はどうだったか。明日に向けて

三浦 センキューソーマッチ、何だっけ、あ、ウオッチマイプログラム。今日は体も、スケートアメリカからすごく調子が良かったので頑張りました。ただ、慌ただしかったエレメンツもあったりしたので、まだまだ明日に向けて修正していきたいです。

宇野 今日の演技は、ジャンプの失敗は出てしまったんですけど、いいものでもなく悪いものでもなく普段通りの出来だったなと。多少の不安はあったんですけど、修正というか、自分の課題はコンビネーションなので。次は、その前に4回転トーループを課題として、フリーに向けても頑張っていきたいと思います。

-2週連続の参戦

三浦 前回大会も、フリーの前にイリア・マリニン選手(米国)が4回転アクセルをばっちり決めて…(笑い)。今回もフリーで昌磨君が前。正直、めちゃめちゃ最後は嫌だなと思ってたんですけど、その前に経験があって良かったです。

-4回転ルッツは練習しているのか

宇野 ちょっと諦めてた時期があったんですけど、ジャパンオープンでマリニン選手と試合をして、このままでは置いていかれてしまうなと思ってルッツを再開しました。映像を見てもらえば分かるんですけど、本当に目指してるの? っていうくらいのレベルなので。末永く、よろしくお願いします。

-ジャンプの進化、4年後に向けたモチベーションは

宇野 フィギュアスケート、本当に技術という面で年々、飛躍している実感があって。自分でも食らいついているつもりなんですけど、想像しているよりも早くて、今後どうなっていくのか想像がつきません。4年後、自分がスケートやってるかどうかも分からないんですけど、自分がやりたいこと、成長できることをやっていければ、4年後、どうなっているか。自分でも楽しみです。

-SPのプログラムに関して

宇野 エキシビ(ション)に寄ったようなプログラムなんですけど、そこも自分の好きなポイントで。大人っぽさもあるプログラムで。SPはフリーより難しいジャンプが入っていないので、その分しっかりと表現して。ステファン・ランビエル・コーチが振り付けしたものを完璧に体現できるように、シーズンの最後はそこを目指していきたいと思います。