ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズは24日、磐田市内で26日のプレシーズンマッチ・コベルコ神戸スティーラーズ(1部)戦(エコパスタジアム)に向けた練習を公開した。前半はFWとBKに分かれてパートごとに攻守練習。後半は実戦形式で汗を流した。19日に横浜キヤノンイーグルス(1部)と対戦して47-55と敗戦。この1週間、敗因となった課題の修正にも取り組んだ。

横浜戦では、2対1で相手を止めるべきところ、1対1になり突破された。1週間の練習を振り返ったフランカー庄司拓馬(24)は「各リーダーやコーチ陣と話し続け、守備を見直してきた」。ダブルタックルなどを意識して練習。「守備の強度を上げてきた。やってきたことをどれだけ次の試合につなげられるかが鍵」と神戸戦を見据えた。次戦での先発出場を狙い、練習でアピールしてきた。「フランカーでさらに上のレベルに行くため、とにかくコンタクトし続けたい」と意気込んだ。

堀川隆延ヘッドコーチ(49)によると、神戸戦では敵陣22メートルラインに入る回数を増やすことがテーマになるという。そのために「もっとキックを使っていい」と指揮官。全体の試合コントロールも改善してきたといい、神戸戦でその成果を披露するつもりだ。【倉橋徹也】

■磐田商工会議所会頭は連勝期待

来月17日のシーズン開幕まで1カ月を切ったチームはこの日、地元の磐田商工会議所メンバー約20人の激励を受けた。同会所属の18社から、米30キロ、アローマメロン12玉、エビイモなどの野菜、ハムやソーセージといった肉類、菓子の詰め合わせなど、多数の地場産品を贈られた。

同会の鈴木裕司会頭(74)から「ぜひスタートダッシュを」と、開幕からの連勝を期待された。お礼を述べた堀川ヘッドコーチは「新チーム2季目の挑戦。磐田市民のみなさんの誇りになれるよう、期待を超える結果を出したい」と力を込めた。

選手を代表してあいさつしたFB奥村翔(かける)共同主将(24)は「期待にこたえるプレーをして感動してもらい、リーグ優勝を届けたい」と意気込んだ。