初出場の吉田陽菜(17=木下アカデミー)が、ジャンプに手応えを示した。

フリー曲をかけての通しでは、武器となるトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)をこらえながら着氷。繰り返し練習に励み「どんどん感覚も良くなってきたので、自信は上がっている。氷も滑りやすくて、ジャンプも跳びやすいです」と笑顔で振り返った。

今大会には浜田美栄コーチとともに、ジスラン・ブリアン・コーチも同行。ジャンプ指導に定評があるブリアン・コーチからは「感覚は練習で分かっている。あとはそれを信じるだけ」と声をかけられた。8日(日本時間9日)のショートプログラム(SP)から始まる大舞台へ「順位とかはあんまり考えていないんですけれど、練習してきたことを、ジュニアの一番大きい舞台で出せたらいいなと思います」と誓った。(トリノ=松本航)