ジュニアグランプリ(GP)ファイナルに出場し、ショートプログラム(SP)14位だった吉田陽菜(17=木下アカデミー)は、137・72点を記録し、合計197・21点と高得点を積みあげた。

1本目のトリプルアクセル(3回転半)はわずかに着氷が乱れたが、その後の6本のジャンプは全て降り切った。ルッツ-トーループの連続3回転ジャンプ、3回転サルコー-ダブルアクセル(2回転半)-2回転トーループの連続ジャンプも着氷させた。

白色の衣装で柔らかな演技を披露。キスアンドクライで得点を知ると、明るい顔色でうなずいた。

22日のSPでは3回転ルッツで転倒もあり、スコアが伸び悩んだが、中1日で迎えたフリーでは転倒はなかった。

今季は海外ではジュニア、国内ではシニアとして活動。ジュニアGPシリーズでは2連勝を飾った。

前週にイタリアから帰国した吉田は、21日の公式練習で「1年間やってきたことを出して、思い切って滑りたいです」と意気込んでいた。