大阪・四天王寺高3年の横井咲桜(さくら、18)が金星を喜んだ。

前回女王の伊藤美誠(22=スターツ)を4-1(11-7、11-9、11-7、9-11、11-9)で下し「本当に…過去イチかもしれないです」と喜びの度合いを表現した。

第1~3ゲーム(G)を制したが、第4Gを落とした。第5Gも7-2から8-8に迫られ「追いつかれた時は『やばいな』という感じがありました。でも、まだ(ゲーム数で)3-1とリードしている。我慢の勝負だと思いました」。冷静に試合を進めながら、ここぞの場面で思い切りの良さを発揮し、相手の伊藤からも「思っていた以上に結構振ってくる卓球。思い切りの良さが相手選手の方があった」と評された。

21年の全国高校選手権で女子シングルス、学校対抗、女子ダブルスと3冠。21~22年シーズンに九州アスティーダ、22年から日本ペイントマレッツの一員としてTリーグを経験するなど、将来が期待されている。28日の準々決勝では出雲美空(サンリツ)と対戦。18歳の有望株は「まだまだ試合は続く。優勝を目指して1戦1戦、頑張ろうと思います」と日本一を強く意識した。【松本航】