日本の古俣聖(こまた・あきら、25=本間組)が初の銅メダルを獲得した。GP大会、ワールドカップ(W杯)を通じて自身初の表彰台となった。

世界ランキング27位で迎え、ラウンド16で香港選手を15-9、準々決勝で日本代表の後輩の松本龍(日大)を15-11で退けた。準決勝では世界ランク3位のハンガリー選手に11-15で屈したが、初めてのメダルを手に笑顔を見せた。

「シニアGP大会での初メダル獲得、とてもうれしいです! 今大会の結果を励みに、パリ五輪出場およびメダル獲得を目指して頑張ります! 遅い時間まで応援していただき、ありがとうございました」

日本の男子エペ陣でグランプリ大会のメダルをつかんだのは4人目。21年の東京オリンピック(五輪)で悲願の金メダルに輝いた「エペジーーン」に頼もしい新戦力。これまでも代表常連だったものの、あとは結果がほしかったフェンサーが存在感をアピールした。