昨年の北京オリンピック(五輪)銅メダリスト、フィギュアスケートの坂本花織(22=シスメックス)が2日、神戸市内で、「令和4年度 神戸市スポーツ特別賞および神戸市スポーツ優秀団体賞・優秀選手賞」の表彰式に出席した。

坂本は、国際大会や全国大会で優秀な成績を収めた選手に贈られる優秀選手賞を受賞。

「このようなすてきな賞を頂けて本当に光栄」と笑顔を見せた。

昨年は2月に北京五輪に出場し、団体、女子シングルともに銅メダルを獲得。翌3月の世界選手権でも優勝を果たした。

坂本は自身「最大の目標」の達成を喜び、「自分が活躍することによって、神戸市からもっともっとすてきな強い選手が出ていけるような環境作りができたら」と話した。

年が明けてから、すでに日本学生氷上選手権、冬季ワールドユニバーシティゲームズ、国民体育大会などに出場。順調に結果を出し続けている。

次に待つのは世界選手権(3月22~26日、さいたまスーパーアリーナ)。過密スケジュールだが、むしろそれが「自分らしい調子の上げ方」と明かす。

「試合が次から次に来るからこそ、前の試合よりいいものをと、早いスパンで調子が良くなってきた。この調子で世界選手権もいけたら」と力を込めた。

同賞は、三原舞依ら神戸市の選手53人と7団体が受賞。三原は出席予定だったが、欠席した。

国際大会に日本代表選手として参加し、優秀な成績を収めた選手らをたたえる神戸市スポーツ特別賞には、プロ野球でパ・リーグ2連覇を果たしたオリックス・バファローズ、柔道で世界選手権タシケント大会男子66キロ級優勝の阿部一二三、同大会女子52キロ級優勝の阿部詩が選出された。