ショートプログラム(SP)首位で初出場の島田麻央(14=木下アカデミー)が、日本女子最年少優勝を飾った。フリー自己最高152・76点を記録し、シニアを含めて今季世界最高の224・54点。14歳4カ月4日での優勝は自身の名前の由来となった05年の浅田真央(14歳5カ月6日)を更新する最年少となり、日本女子で16年本田真凜以来の頂点に立った。

◆オリンピック(五輪)の年齢制限 26年ミラノ・コルティナダンペッツォ大会は最低参加年齢が現行の15歳から17歳に引き上げられる。昨年6月の国際スケート連盟(ISU)総会で決定。低年齢選手の心身への負担、健康への影響、競技短命への懸念などが要因となった。スケート界は7月1日にシーズンが始まり、来季は16歳、24-25年が17歳と段階的に引き上げる。08年10月30日生まれの島田は次回五輪前年、シーズンインする25年7月の時点でまだ16歳。一方、今大会銅メダルで同じ中学2年生の中井亜美は、4月27日生まれで同時期に17歳になっているため、年齢制限の対象にはならない。