「かなだい」として2季連続出場となる村元哉中(29)高橋大輔(37)組(関大KFSC)が会場で初滑りを行った。

24日のリズムダンス(RD)までは残り4日。前日19日に練習拠点の米フロリダ州から日本に入り、十分な調整期間を経て試合に臨むことになる。

メインリンクで同時に練習を行った4組では、唯一衣装姿。フリーダンス「オペラ座の怪人」で演じるファントムとクリスティーヌをイメージしたいでたちで、曲かけ練習でステップなどを確認した。

2月の4大陸選手権ではFDで転倒もあった。思うような結果(9位)は残せなかったが、母国開催の舞台への底上げの手応えを得ていた。

「オペラ座の怪人」は、高橋がシングル時代の07年に、同じく日本開催だった世界選手権で演じたプログラム。日本男子で最高位の2位となった大会。村元は「今回、それを聞いて鳥肌が立った。日本で滑る特別な思いもあるし、次はきっちり大丈夫」と今季の集大成へ自信を見せていた。