来年のパリ五輪予選を兼ねたサーフィンのワールドゲームズ(WG)がエルサルバドルで30日(日本時間31日)に開幕する。男子の東京五輪銀メダリストで前回WGを制した五十嵐カノア(25=木下グループ)ら日本代表が同地でオンライン会見を行い、パリ五輪出場権獲得へ意気込みを語った。

五十嵐は「みんなと一緒に楽しみたい」とリラックスした様子で話した。この日、現地入りしたばかりでまだ波の状態を確認していないと明かしながらも「去年と同じ感じで100%のパフォーマンスができるように準備している」と力を込めた。

女子で東京五輪代表の前田マヒナ(25)は「アジア枠を頑張って目指す。楽しくやれれば、いい成績を残すことができる」と意気込んだ。

競技は31日にスタートし、来月7日まで行われる予定。昨年に団体優勝を果たしてパリ五輪出場権を1枠獲得している日本男子は、今回のWGでアジア1位入りし、1枠の獲得を目指す。日本連盟の宗像富次郎ハイパフォーマンスディレクターは「(現地は)雨期なので蒸し暑い天気が続いていて選手は苦労している。後半は1日3ヒート(試合)になることもあるので、調整に力を入れていきたい」と話した。