日本バレーボール協会(JVA)は19日、24年度の男子日本代表チームの登録メンバー32人を発表した。

絶対エースの石川祐希(28)をはじめ、同じくイタリアリーグで活躍する攻守の要の高橋藍(22)や、セッター関田誠大(30)、オポジット西田有志(24)ら不動の実績組が名を連ねた。

昨季ブレークし、パリで活躍する専大の甲斐優斗(20)や、杭州アジア大会で活躍し、法大に所属しながらVリーグでプレーする高橋慶帆(20)ら若手も代表入り。2月に日本国籍を取得したキューバ・ハバナ出身のアライン・デ・アルマス(23)や、日本製鉄堺の米国出身ミドルブロッカー(MB)渡辺晃瑠(23)、東レのMB西本圭吾(25)の3人が初選出となった。

メンバーは、5月から始まるネーションズリーグ(VNL)、その先に待つパリ五輪へ、この中から12~14人に絞り込まれる。フランス出身のフィリップ・ブラン監督(63)の下、1972年ミュンヘン大会以来の五輪メダル獲得に向け、いよいよ始動する。

男子日本代表の登録メンバーは以下の通り。

▽セッター6人

深津旭弘(36=東京GB)

関田誠大(30=ジェイテクト)

大宅真樹(28=サントリー)

前田一誠(32=JT広島)

永露元稀(27=名古屋)

山本龍(23=ブカレスト)

▽オポジット4人

西田有志(24=パナソニック)

宮浦健人(25=パリ)

西山大翔(21=パナソニック)

高橋慶帆(20=法大/ジェイテクト)

▽アウトサイドヒッター10人

大塚達宣(23=パナソニック)

高梨健太(27=名古屋)

富田将馬(26=東レ)

高橋藍(22=日体大/モンツァ)

石川祐希(28=ミラノ)

甲斐優斗(20=専大/パリ)

デ・アルマス・アライン(23=サントリー)

山崎彰都(26=名古屋)

新井雄大(25=JT広島)

仲本賢優(26=パナソニック)

▽ミドルブロッカー8人

小野寺太志(28=サントリー)

山内晶大(30=パナソニック)

高橋健太郎(29=東レ)

村山豪(25=ジェイテクト)

ラリー・エバデダン(23=パナソニック)

麻野堅斗(19=早大)

渡辺晃瑠(23=日本製鉄堺)

西本圭吾(25=東レ)

▽リベロ4人

小川智大(27=名古屋)

高橋和幸(23=ジェイテクト)

山本智大(29=パナソニック)

藤中颯志(24=サントリー)

※所属は23-24年シーズン

◆フィリップ・ブラン監督のコメント

「2023年は成績においてもプレーの質においても特別な1年だった。FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023でオリンピックの出場権を獲得するという目標を達成できた。『パリ2024オリンピックという場で我々のパフォーマンスを世界に魅せる』という夢、そのための扉は大きく開かれた。この夢はまだまだ終わらせない。オリンピックでのメダル獲得は、個人としても日本代表としてもその歴史にもっとも美しい1ページを刻むこととなる。この冒険を成功させよう。自分たちの力を信じよう。運命は我々の手の中にある。やるべきことは分かっている。我々は独りではない。一つの素晴らしいチームだ。日本バレーボールの歴史に新たな1ページを刻もう」

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