B1仙台89ERSは28日からアウェー(ハピネスアリーナ)で長崎ヴェルカとの2連戦に臨む。古巣対決となる荒谷裕秀(27)は「しっかりコミュニケーションをとって自分たちのバスケットができれば絶対に勝てる。相手どうこうではなく、自分たちのやるべき事をしっかりやっていきたい」と気を引き締めた。
対する長崎は西地区の首位。2季前からB1に昇格、24-25シーズンからモーディ・マオールヘッドコーチ(40)体制に変わるも、2年連続西地区6位に着地。24年11月まで在籍していた荒谷は「自分がいた時も、昨季もモーディがやりたいことが浸透していなくて、歯がゆいバスケットをしていたなという印象だった。今はそれが浸透してきて良いバスケットを展開している」と古巣の飛躍をみている。
新体制の構築の難しさを肌で感じる中で、今季の仙台はダン・タシュニー新HC(44)、7人の新ロスターを迎え昨季東地区最下位から同地区6位と短期間で成長を遂げている。「外国人選手が日本にアジャスト出来なくて苦しいシーズンになっていたかもしれない不安はもちろんありましたけど、しっかりフィットしてくれていることが感謝が大きい」。クラブ内の環境整備により、「チームメートと一緒に過ごす時間が増えコミュニケーションが密になった」ことも要因にあげるが「選手同士の架け橋」となっている荒谷の存在も間違いなく大きい。
残り16試合、CS進出のワイルドカード争いで4位の北海道を2勝差で追う状況。「古巣というのももちろんありますけど、首位のチームと、自分たちがチャンピオンシップ(CS)に行けるかどうかという大事な試合を戦えることは、このまま勝ち上がっていけば、CSで試合する時の1番大きな経験になる。その経験も大事に考えて臨みたい」と力を込めた。
■両エースの打ち合い注目
今節は、B1リーグ平均得点1位の仙台ジャレット・カルバー(27)と2位の長崎スタンリー・ジョンソン(29)両エースの打ち合いにも注目。これには、タシュニーHCも「リーグのレベルを上げてくれている2人の対決は楽しみ」と気持ちを高ぶらせている。
さらには、前節の秋田戦でクラブB1最多タイの27勝をあげ、今節での勝利は28勝という新たなクラブレコードもかかる。「今までの歴史を打ち破ることは誇らしいことではありますが、CSが目標なので誰も満足する事ではない。まずは目の前の1試合に全力を尽くしていきたい」と気合十分で敵地に乗り込む。


