体操で日本女子のエース、鶴見虹子(19)が、昨年10月の世界選手権以来約5カ月ぶりに公の場に姿を見せた。3日、都内で日体大の入学式に出席。「新たな環境で練習できて新鮮」と、大学生活と練習に期待を膨らませた。

 鶴見は、世界選手権後の昨年10月末日で、所属していた朝日生命体操クラブを辞め、11月から米国アイオワ州で練習を積んでいた。3月に帰国し、新たな練習環境を求め、日体大に入学した。

 7日からは、ロンドン五輪代表2次選考会を兼ねた全日本選手権(東京・代々木第1)が開幕する。鶴見は1月中旬に古傷だった左手甲を再び痛め、約1カ月ほど練習ができない状態が続いた。「練習不足なので難度を落としてやりたい」と、全日本に向け不安をのぞかせた。

 日体大には研究生として田中理恵、4年には内村航平の妹、春日(はるひ)がいる。