日本スポーツ振興センター(JSC)の五輪選手の発掘を目指した合同トライアウトが1日、都内で行われた。

 16歳から39歳までのスポーツ経験者69人が参加。13年間、海外でプロサッカー選手だった会社員の高田寿典さん(33)開成高-東大で25歳からテニスを始めた市川誠一郎さん(30)上智大新聞学科を首席で卒業し、現在東大大学院生の山本夏生さん(23)らバラエティーに富んだ人たちが受験した。

 この日は柔道、ラグビー、ボート、バイアスロン、ホッケー、ハンドボール、フェンシングなど、計12団体の関係者も視察に訪れ、熱心に受験者の動きを追った。JSCの2020ターゲットエイジ育成・強化プロジェクトの衣笠泰介ディレクターは「オーディション型のトライアウト。アスリートと各競技団体のお見合いの場です」と狙いを説明していた。