20年東京五輪で実施競技入りを狙う空手が1日、東京・六本木のミッドタウンで猛アピールをした。話題の天才空手少女、高野万優(まひろ)ちゃん(8)、慶大医学部4年の岩田樹里さん(23)、元世界王者の宇佐美里香さん(28)のアンバサダー就任を発表。さらにワールドゲームズ女王の植草歩(22)も、日本代表公式ユニホームのモデルとして登場し、集まった約500人を前に「東京五輪に空手を」と熱く訴えた。

 全日本空手道連盟は五輪入りを目指して、あの手この手の大作戦を展開。今日2日からは首都圏の主要駅に植草らをモデルにしたポスターを掲出するなど、認知度アップを狙う。アピール費用は総額で約5000万円。同連盟の日下修次事務局長は「半分は世界空手道連盟の負担。今は、競技を知ってもらうことが一番大切ですから」と話した。