大学ラグビーの関東大学対抗戦Aグループと、リーグ戦1部の監督が参加した、「2018年度 新陣容説明会」が3日に都内で開かれた。

対抗戦Aグループは9日に開幕。対抗戦8連覇、大学選手権10連覇を目指す帝京大の岩出雅之監督は「連覇は先輩たちが積み上げてきた結果で、今年のチームでしっかりとまとまって優勝することしか考えていない。結果としてそれが10連覇になればいい」と自然体を強調した。

昨季の大学選手権決勝では明大と激闘を展開。21-20で辛くも王座を守ったが、今年の春季大会ではその明大に14-17で敗れ、15年11月以来となる公式戦黒星を喫した。各チームからのマークが強まる中での新シーズン開幕に、「甘いところを明確にしてくれるのも負けゲーム。それを学生にとって良い方向に持っていき、自分たちの財産にしていきたい」と話した。

22年ぶりの頂点を目指す明大は、昨年からヘッドコーチを務めていた元日本代表・田中澄憲氏が監督に就任。42歳の指揮官は、「昨年の決勝を経験して、自信もついたし、戦えるというマインドになった」とチームの成長を強調。「帝京を止めるというよりも、自分たちが22年なっていない日本一になるという気持ちで戦っていきたい」と意気込みを語った。

リーグ戦1部は9月16日に開幕する。