第98回全国高校ラグビーの開会式が27日、東大阪市の花園ラグビー場で行われ、前回大会準優勝の大阪桐蔭が日本一に向けて意気込んだ。

7大会連続13度目の出場で初優勝を狙う大阪桐蔭のCTB松山千大主将(3年)は、開会式を終えて「始まったという感じ。前回、決勝までいって勝ちきれなかった。今年は勝ち切って優勝したい」と気を引き締めた。前回大会の東海大仰星との決勝戦では20-27で敗戦。あと1歩で優勝を逃した。「高校最後の大会で優勝を取りたい」。高校最後の花園でのプレーにも力を込める。

松山は警戒している相手に、今春の選抜大会決勝で敗れた桐蔭学園(神奈川)を挙げた。「どこが来てもやるべきことをやるだけ。(桐蔭学園は)春負けているのでリベンジしたい」。前回の準優勝メンバーが5人残る大阪桐蔭の初戦は30日。土佐塾(高知)と青森北(青森)の勝者と対戦する。