京産大がライバルの同大を下し、21年ぶりの優勝へ望みをつないだ。4勝1敗で同大と並び、残り2試合。最終節(30日)に直接対決を残す首位天理大(5勝)の背中を追う。

京産大は前半に2本のPGで主導権を握ったが、同27分にはトライとゴールで逆転を許した。同31分にフッカー宮崎達也(4年=伏見工)がラック際を突くトライで再度逆転し、後半も粘り強くリードを守った。

今季限りで大西健監督(69)が勇退。同監督は「同志社には特別な思いがある。同志社を追いかけてきた歴史がある。最大のリスペクト。同志社のおかげで、チーム力を上げてこられた」と感謝の思いを示した。

17日に行われる次節(滋賀・皇子山)は立命大戦。その先に4連覇を目指す天理大戦を控える。大西監督は「これで天理への挑戦権が残った。まずは次の試合です」と力強く言い切った。