SH斎藤直人(26=東京SG)はフル出場でボールを配給し続けた。

前半11分にラインアウトからのラックでボールを受けると、相手に背を向けたまま、意表を突くキック。FBレメキの懐にドンピシャに収まり、惜しくもトライにはならなかったが会場は沸いた。7-15の同39分には突破したWTBフィフィタの内側をフォローに走り、トライも奪った。

最後まで追いすがったが勝利はならず、試合後は「次に進めないということで、このチームでラグビーできないと思うと残念な気持ちです」と肩を落とした。東京SGの先輩でもある流大のケガにより、サモア戦から先発を担った。尊敬する先輩からは試合前「思い切りやってこい。勝たせてこい」と背中を押されたという。

「大さんのケガで9番つけることなったんですけど、チームを勝たせるのが9番の仕事。まだまだ力不足」と自分に厳しく振り返った。「最高の時間でしたし、4年後必ずもう1回戻ってきたいと思います」と27年オーストラリア大会での雪辱を誓った。