3日までボツワナで開催された世界リレー大会に出場した日本代表が5日、帰国前のオンライン会見を開いた。

今大会は男子400、1600メートル、混合1600メートルの3種目に出場。今大会で獲得できた来年の世界選手権北京大会の出場切符は男子1600メートルのみとなった。

敗者復活から残り出場4枠を懸けた3日の男子400メートルリレー第2ラウンドでは、第7レーンからスタートしたが、第2走者の飯塚翔太(34=ミズノ)から第3走者の桐生祥秀(30=日本生命)へのバトンミスが発生した。

結果、2組で7チーム中5着に終わり、出場条件となる上位2カ国に食い込めなかった。

会見に出席した日本陸連強化委員会短距離ディレクターの前村公彦氏は、今回の要因をこう説明した。

「飯塚君が本来であればアウトから行かないといけないところをちょっとインレーンの方に入ってしまい、(1走の)守選手と接触をする感じになってしまい、うまくそこで加速できなかった」。

守祐陽(22=渡辺パイプ)からつなぎで詰まりが生じたことで加速に時間がかかった。最後は飯塚がダイブするような形で桐生へのバトンパスを試みたが、届かなかった。

隣の内側第6レーンを外側に走っていたフランス選手の影響もあったという。

また元々、1走には守と同じ社会人1年目で10秒00の自己ベストを持つ柳田大輝(22=ホンダ)を起用する予定だった。しかし、予選の走りを見た前村氏は「まだちょっと仕上がりきれてない」と判断。春先から調子を上げていた守をスターターに配置した。

大会前は「予選で確実に決める」戦略を立てていたが、オランダに0秒01差で敗れた。

第2ラウンドのバトンミスも含めて、前村氏は「ああいった形になってしまったことは、本当にもう一度反省するとともに次に向けての計画をスタッフ、選手ともに決めて、また前を向いてやっていきたい」と話した。

残り4枚の北京行き切符は、来年の有効期間終了時でのタイム上位のチームに与えられる予定。

今後は、6月の日本選手権の結果をもとに編成する代表チームで、7月18日のダイヤモンドリーグ(DL)ロンドン大会、9月の愛知・名古屋アジア大会で記録を狙う。

前村氏は「37秒7、8ぐらいの記録を出せれば十分に北京のプラス4の記録には届く」と話した。