男子テニスでアジア人最高位の世界ランキング4位に輝いた錦織圭(36)が1日、今季限りでの現役引退を発表した。Xを更新し「『やり切った』と胸を張って言える自分がいます」と表明した。16年リオデジャネイロ五輪で日本勢96年ぶり表彰台となる銅メダルを獲得。跳び上がって打つ代名詞の「エア・ケイ」などを武器に、日本を世界水準へ押し上げたパイオニアだが、近年は故障が相次いだ中で大きな決断を下した。

日本の男子テニスで前人未到の道を歩んだ錦織の競技生活を、言葉で振り返った。

▼2008年2月17日(デルレービーチ国際選手権で日本男子2人目のツアー制覇)「テレビでしか見たことのない選手を相手に勝つことができるなんて…。信じられない」

▼08年8月30日(全米オープンで日本男子71年ぶりの16強入り)「自分にとって最も価値のある勝利」

▼12年1月25日(全豪オープンで4強ならず)「改めて自分のテニスが通用するということに気持ちの整理がついた」

▼13年5月9日(マドリード・オープンでロジャー・フェデラー=スイス=に勝利)「小さい頃から目指していた好きだった選手に勝てて一番うれしい時かもしれない」

▼14年9月1日(全米オープン8強)「まだ喜べない。勝てないという相手はいないと思う」

▼14年9月8日(全米オープン準優勝)「ここまで硬くなったのは久しぶり。(優勝の)チャンスだったので、逃したのは悔しい」

▼16年8月14日(リオデジャネイロ五輪で銅メダル)「ストロークで少し焦りも出て、さすがに大舞台だなと感じた」

▼21年7月29日(東京五輪準々決勝でノバク・ジョコビッチ=セルビア=に敗戦)「負けはこたえるが、良い試合もあった。収穫も大きい」

▼23年6月18日(21年10月以来の復帰戦となった下部ツアー大会で優勝)「これ以上望めないくらいの結果が出た」

▼26年4月7日(海外メディアの引退報道に)「それだけ注目されているのはありがたい。ぎりぎりで耐えている」

▼26年4月30日(引退表明)「『やり切った』と胸を張って言える自分がいます」