日本相撲協会は26日、東京・両国国技館で理事会を開き、7月の名古屋場所について放駒理事長(元大関魁傑)は記者会見で「通常の本場所に向けて最大限の努力をしている最中」と述べた。文部科学省に報告してから、正式に開催を決める見通しとなった。

 また理事会では、八百長問題の特別調査委員会から提出された最終報告書を承認した。

 相撲協会は八百長問題で3月の春場所を中止。5月は無料公開の技量審査場所としたため、名古屋場所の通常開催が正式に決まれば、本場所興行としては1月の初場所以来となる。

 放駒理事長は八百長問題の「調査、処分、再発防止策」を本場所再開の条件に挙げていた。25人を処分して調査が終了し、再発防止策を実施した技量審査場所が22日に終わったことで、名古屋場所開催への障害はなくなっている。