大関昇進が確実になった関脇稀勢の里(25=鳴戸)が大相撲九州場所の千秋楽から一夜明けた28日、福岡市東区の鳴戸部屋で記者会見した。10勝5敗だった15日間を「平常心でやること、自分を信じてやることを先代から言われていたので、それを信じてやりました」と振り返った。すでに、場所前に死去した先代の鳴戸親方(元横綱隆の里)には、結果を報告。内容は明かさなかったが「一番早く、報告したかった」と心境を明かした。30日に昇進が正式決定し、伝達式が行われる。