大関として2場所目に臨む稀勢の里(25)が28日、大阪市港区の鳴戸部屋で順調な調整ぶりを示した。力強い突き、押しに下半身の安定感も感じさせ、隆の山には12番で全勝。高安も22勝3敗と圧倒した。

 「きつく追い込んで、筋力を呼び起こしながらだね。まだまだこれからでしょ」と謙遜する表情も明るい。新大関だった初場所は11勝。人気と初優勝への期待を背負い、さらなるステップアップへ視界良好だ。