大相撲の元横綱で日本相撲協会理事の貴乃花親方(41=本名・花田光司)が体調不良による検査入院のため、13日から愛知県体育館で始まる名古屋場所を休場することが12日、協会関係者の話で分かった。大事を取って全休する見通し。関係者によると、初日前日の12日午前に貴乃花部屋から相撲協会に連絡が入った。

 名古屋場所では、平日の9日間の升席Bを対象に“平成の大横綱”と呼ばれた同親方と記念撮影できる特典付き入場券を販売していた。休場により、相撲協会は現役時代に横綱、大関だった親方衆を代役に立てる方針で、北の湖理事長(元横綱)らが候補に挙がっている。

 貴乃花一門の代表でもある貴乃花親方は4月から、ファンサービスなどを担う総合企画部長や監察委員長などの要職に就き、協会に常勤する執行部に入って運営に携わっている。