<世界大学選手権:米国4-2日本>◇5日◇準決勝◇横浜スタジアム

 地元開催で初優勝を狙った日本は準決勝で涙をのんだ。先発した早大・斎藤佑樹投手(4年=早実)が1点リードの1回1死満塁から満塁本塁打を被弾。その後は6回まで投げて追加点を許さずに立て直したが、打線が米国投手陣の前に散発3安打と抑え込まれた。斎藤は試合後の会見に姿を見せず、榎本保監督(55=近大)は「あと1点取れば流れは変わると思ったが、さすがアメリカ。斎藤の(悔しい)気持ちは分かる。今日の会見は勘弁してやってほしい」と声を震わせた。