センバツ8強の明石商が昨秋に続いて決勝で報徳学園を完封し、5年ぶり2度目の優勝を飾った。

 センバツでは登板機会がなかったが、今大会で好投を続けた背番号11の山崎伊織(3年)が3安打完封。「下半身を使うことをより意識するために」と中盤は大腿(だいたい)部をマウンドでたたきながら、最後までゼロを並べた。

 センバツは全3試合で完投し、この日は左翼で出場したエース吉高壮(3年)も「センバツの疲れは本当になかったですが、今大会は調子が上がらなくてチームに貢献できなかった。自分もしっかり頑張ります」と危機感を抱くほど。新戦力が台頭し、夏の兵庫制覇にも弾みがついた。