今夏の甲子園を制した作新学院が小山南を9-3で下し、新チームの公式戦初戦を白星で飾った。背番号「1」の大関秀太郎投手(2年)が先発して8回9安打3失点、9三振を奪った。伝統の強力打線は13安打で9得点を挙げた。

 作新学院の新エースは、出どころの見づらいフォームからコーナーを突く左腕、大関が継承した。四死球は初回の1死球のみ。安定した制球で6回まで無失点でしのいだ。それでも「30点。いい回と悪い回がはっきりしてしまった」と、3失点の7回を反省した。

 日本一の投手に続く。甲子園V腕の今井達也投手(3年)は150キロ超の速球派右腕。タイプは異なるが、同じ経験を持つ。ともに2年夏の栃木大会で登板も、甲子園でメンバーから外れた。「今井さんは悔しさをバネにあそこまでいった。何とか追いつきたい」。前日の練習でも、今井からカーブの体重移動を伝授された。

 もちろんチームの目標は来春のセンバツ出場。打線も2ケタ安打をマークしたが、初回無死一、二塁の好機で無得点など課題もあった。小針崇宏監督(33)は「まだまだ野球にならないところがたくさんある」と引き締めた。【鎌田良美】