31日に行われる予定だった第89回選抜高校野球大会(甲子園)決勝の履正社-大阪桐蔭は、雨のため4月1日に順延された。初優勝を狙う安田尚憲内野手(3年)ら履正社ナインは、室内練習場で2時間汗を流した。

 投球練習を行わず、短距離のダッシュを繰り返して調整したエース竹田祐投手(3年)は「1日休憩できる。休めてラッキーだと思いました」と雨を歓迎した。29日の準々決勝で完投し、30日の準決勝では4回からマウンドに立った。この日も先発予定で、決勝が行われていれば3日連続の登板となった。竹田は「疲れはないです。明日は思い切ってピッチングしたい。履正社の歴史にない全国優勝を果たしたいです」と意気込みを語った。