巨人打線が沈黙した。初回2死一、二塁をはじめ何度か好機をつくったが生かせず、延長12回を無得点で引き分け。7回無失点と好投した先発田口を援護できなかった。阪神が敗れたため1日で同率首位に返り咲いたが、24イニング連続で適時打が出ていない現状に、高橋監督は「負けなくて良かったが、勝つチャンスは何度かあった。勝ち切れないのは課題」と表情は硬かった。

 4番ギャレットの不調が響いている。この日は4打数無安打で、16打数連続でノーヒット。8回1死満塁では中日岩瀬に二ゴロ併殺打に倒れ、ヘルメットを両手で持って地面にたたきつけた。「試合前に(岩瀬の)映像は見ていた。スライダーは頭に入っていた。引っかけないようにと意識していたが、ああいう形になってしまった」と打ち損じを悔いた。

 中軸の不振がチーム全体に悪い影響を及ぼしている。高橋監督は「(投手陣は)粘って無失点に抑えてくれた。いつも打つのは難しいが、こういう試合は中軸が何とかしてほしい」と奮起を期待した。ギャレットは「長いシーズン、こういう時もある。試合で調子を戻していきたい」と切り替えを強調した。【浜本卓也】