勝利の方程式ではオーバー30歳組が奮闘して、1点差逃げ切りのバトンをつないだ。まずは7回から岩貞の後を受け、32歳の高橋が魅せた。この日2安打の先頭戸柱を外の真っすぐで見逃し三振に斬ると、今永も真っすぐで見逃し三振。最後は桑原もこの日最速の141キロ真っすぐで見逃し三振と、寄せ付けなかった。
「大事なところを任されたので、次(後ろ)につなげようと思って投げました」。11球の内訳は、ファウルとボールが1個ずつで、残り9球は全部見逃しストライク。丹念に四角をつき、キレも制球も抜群の完璧ピッチだった。ここ2試合連続で失点していたが、名誉挽回の4ホールド目だ。
8回を0封した28歳ドリスに負けじと、9回は32歳マテオが締めた。1死後、外野フライかと思われた倉本の左中間への飛球を、中堅横田と左翼高山が“お見合い”する形で三塁打にする大ピンチ。「でも気持ちを切り替えて絶対抑えるぞという気持ちで投げた」。気迫のシュートで代打下園を捕ゴロ、最後は戸柱を真っすぐで三邪飛に斬った。
1点リードは、逆転サヨナラ負けした16日の中日戦以来だったが、悪夢を振り払う6セーブ目。金本監督も「高橋はすごくいい投球をしたし(救援陣は)完璧でしたね」と絶賛した。必勝継投ズバリで六甲おろしも会心だ。【松井清員】



