守護神でも悪い流れを止められなかった。楽天は延長11回に登板した松井裕樹投手(20)がデスパイネにタイムリーを浴び、2試合連続のサヨナラ負けを喫した。2日合計9時間24分、投手13人をつぎ込んだ死闘を落とした。松井裕は「先頭にツーベースを打たれて苦しい投球になってしまった。変化球の精度が悪かったです」と敗戦の責任を背負い込む。一方で梨田監督は「細谷へのチェンジアップが高かったかな。ただ、彼に責任はない」と試合全体の流れに目を向けた。

 中盤の投壊で劣勢に立たされた。4点リードの6回に7失点。先発釜田が2死走者なしから足をつりかけ、デスパイネの中前打から3者連続四球を与えて1点を献上。緊急登板の横山が押し出し四球、3番手浜矢が細谷に代打満塁弾を浴びて試合をひっくり返された。救援防御率は12球団ワーストの6・45。青山、福山らの状態が上がらない現状では流れを変えられる中継ぎがいない。梨田監督は「ブルペンのテコ入れ? いい方法があったら教えてほしい。今は1点でも多く取る戦いを続けていきます」と繰り返した。

 好調の打撃陣で大量得点を目指しながら、要所では状態のいい投手をつぎ込んでいくしかない。17日秋田でのオリックス戦に向けては横山と浜矢を2軍に合流させ、入野と西宮を昇格させる。与田投手コーチは「結果が出ていないので、結果が出る選手に代えていきます」と淡々。チーム最大の課題克服へ、可能な策を講じていく。【松本岳志】