日本学生野球協会は21日の審査室会議で高校4件の処分を決め、金沢学院(石川)は部員の部内暴力で5月16日から7月13日まで対外試合禁止となった。

 2年生部員9人が、練習態度などに改善のない同級生の胸などを小突いた。全国選手権大会の石川大会(7月14日開幕)では2年生全員の出場登録を外すよう指導した。

 3年生については非が認められないとし、同校の出場は可能とする救済措置を採用。期間も2カ月弱に短縮した。久留米(福岡)は2年生間による部内いじめの報告遅れがあったとし、監督が5月23日から6カ月謹慎。チームも厳重注意処分を受け、今夏の福岡大会は2年生を除いて臨む。

 今春の選抜大会に出た龍谷大平安(京都)の顧問は部員の部内暴力を隠蔽(いんぺい)し、暴力行為があった部員を春季大会に出場させるなど不適切な対応で5月26日から6カ月謹慎。山辺(奈良)の監督は部外の暴力で5月27日からの1カ月謹慎となった。