横浜の親会社、TBSホールディングス(HD)は29日、東京都内で定時株主総会を開き、昨年に売却問題が浮上した横浜球団の赤字経営について「健全経営を促すとともに、野球コンテンツの多角的利用により回収していく」と説明した。今後の売却や保有についての直接的なやりとりはなかった。

 横浜は昨季まで3年連続で最下位に低迷。経営環境は厳しく、TBSHDが毎年20億円前後を広告宣伝費として補ほてんしている。昨年10月には住生活グループへの球団売却交渉が表面化したが、最終段階で決裂した。