広島は24日、豊田清投手(40)の今季限りでの現役引退を発表した。球団側に引退の意志を申し入れて了承されたもの。この日の午後2時半から広島市内の球団事務所で会見に臨み「自分のボールを投げられなくなった。投手は走るという基本がありますが、走れなくなったのが実際のところで決断しました。後悔はないです。大満足です」と話した。

 昨オフに巨人を戦力外となり、移籍1年目の今季は32試合に救援登板して2勝1敗、防御率3・08だった。球団側は10月中旬に来季の契約条件を提示していたが、態度を保留していた。西武時代の02、03年にセーブ王に輝くなど、通算157セーブはプロ野球歴代10位。