巨人が不動の先発ローテーションで上昇をうかがう。現在借金5で5位のチームは、22日から横浜、阪神との6連戦を迎える。最下位横浜から確実に星を稼ぎ、首位を快走する阪神とは少しでも差を詰めたい。21日は川崎市のジャイアンツ球場で先発投手陣が練習し、26日の阪神第2戦に先発が予想されるエース上原浩治投手(33)もガムシャラ宣言した。
巨人は先週から先発を5人で回している。中4日で火、日曜に先発した上原が、2試合連続でKO。それでも練習を終えた尾花投手総合コーチは「そんなに深刻じゃないよ。まだ(打ち込まれたのは)2回だけなんだから。ローテは通常?
はい」と冷静に話した。ミニキャンプなど、エースの予定変更を否定。今週も先発5枚で6連戦を戦う。
上原はこの日、ジャイアンツ球場でランニング、ウエートなどの練習。登板翌日の練習を通常通りこなした。「いろいろ考えてやらないといけない。ガムシャラにやるしかない。今は相手とかじゃなくて、自分との闘いだから」と落ち着いていた。木村トレーニング兼投手コーチも「調整を変える必要はない。気候も良くなっているし、結果を待つだけでしょう」と不動心を強調した。
不動心は上原だけではない。目下連勝中のグライシンガーは「常にボールを低く。まだ気にくわないが、投げることを楽しむ。中5日で回って来るマウンドを楽しむ」と淡々。18日の広島戦で今季初勝利を挙げた高橋尚は「豊田さんもいないし、完投できれば一番」、22日に先発予定の内海も「相手どうこうというより、自分次第です。長いイニング、最後まで1人で投げたい」と言う。おのおのが、自分の仕事に徹すると誓った。
19日に先発し、敗れこそしたが完投し1失点の木佐貫も含め、状態はそろって上向き。実力者たちは慌てず騒がず、自分の仕事に徹して上昇をうががう。【宮下敬至】



