<ソフトバンク4-1楽天>◇1日◇みずほペイペイドーム
「ハラハラドキドキの野球」と言えばソフトバンクの前身だったダイエー時代の代名詞だった。平成に時代がえりしたわけではないが、今季のホークスは終盤までヤキモキさせる展開がなんとも多い。久しぶりに本拠地ドームで試合観戦した王球団会長もそのあたりは感じ取っている様子で「月が変わっていいスタートが切れてよかった」と言った後で「ウチはこのところ点を取るのが遅いからなあ。もう少し早く点を取るといいんだけどね。まあ、勝ったから文句は言えないけどね」と苦笑いした。
ヒーローのお立ち台に立った栗原は、5回にゴロを弾いて先制点を献上。同点の6号ソロ&勝ち越し2点適時二塁打としっかりバットで取り返した。スタンドのお客さん以上に「ハラハラドキドキ」を演出した張本人でまさに地獄から天国の気分だっただろう。
王会長が印象深く振り返ったように、チームの逆転勝利は15勝中10勝目となった。白星の3回に2回は「ハラハラ」と「ドキドキ」が交錯するゲーム演出? となっている計算だ。イニング別の得失点を見ても数字は明らか。27試合でチーム得点は計117点。そのうち6回~9回までの4イニングの得点が計62点。1回~5回(55得点)までを上回っている。目指す「先行逃げ切り」の必勝パターンはまだまだできていない証拠でもある。1回~5回までの得失点差は失点が7点多い。特に2回までは23得点に対して失点は35失点。序盤の失点を抑えれば、さらに戦いは楽になるはずだが…。
4月は10勝12敗で借金月間となってしまったが、何も悲観することはない。ハラハラしても勝ち星を拾えば、いいのだ。昨年は27試合を消化して9勝16敗(2分け)の最下位だった。それを考えれば快調とまでは言えないものの、十分な戦績。5月進撃へ向け大きな白星になったと捉えたい。




