ひちょりが“納豆療法”で早期の1軍復帰を目指す。5月25日の巨人戦で左手第5中手(ちゅうしゅ)骨を骨折した日本ハム森本稀哲外野手(27)が3日、千葉・鎌ケ谷で練習を再開した。完全復帰までに4~5週間かかると診断されているが、早期復帰への切り札に「納豆」を挙げた。

 森本は知人から骨の回復には納豆とカルシウムがよいと聞かされ、さっそく取り入れた。コンビニで初めて買い込むなど食卓には毎日、納豆が並ぶ。「コンビニに納豆があるのは知らなかった。量は多くないが、毎日食べている。おやつが納豆」。今まであまり食すことはなかった物も、体のためならと積極的だ。

 左手甲の部分になる骨折個所は順調に回復。この日は、室内練習場で練習していた2軍に合流した。まだグラブははめられないが、キャッチボールなど約1時間汗を流した。森本は「グラブをはめないと変な感じ。札幌ドームでは力を入れて走ると痛みがあったが、今はそうでもない。あとは骨がつくのを待つだけ」と話した。

 1日の阪神戦で死球を受けた高橋も、同じ個所を骨折。故障者が相次いでいるが「それで2位なんだからすごい。また野球します」とチームメートをたたえ、自身の早い復帰にも意欲をみせた。【松末守司】